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しかし、彼らはそうした批判には耐えることができた。彼らは、自分たちの富が並はずれた創意の報酬であるか、またはスペンサーによって与えられた生物学的優秀性の反映であると、信じることができたからである。羨望をもって見られるのが当然であった。(中略)
しかし、かわれることだけは、大富豪にとって我慢できないことであった。そして特に、一文なしの知識人が金持ちよりも社会的にすぐれていると感じることを可能ならしめるようなからかいは、断じて我慢ならぬことであった。
このからかいをヴェブレンは『有閑階級の理論』において成し遂げたのである。(中略)富豪は人類学的現象だとされた。(中略)彼は近代の富豪を未開人と同類視した。(中略)
「有閑階級という制度は、野蛮人の文化が比較的高度な段階に入ったときに最も発達した形で見出される。」
そして野蛮人の種族の儀式に対応するものは、ニューヨークやニューポートの大邸宅における晩餐会、舞踏会その他の歓待である。パフアにおいても五番街においても、こうした歓待は競い合う見せびらかしの競演である。
「ポトラッチや舞踏会のような高価なもてなしは、こうした目的に特にかなうものである。」パフアでもニューヨークでも、種族の指導者はその女たちの飾りを大いに重要視する。
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